2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

#09_中山七里「さよならドビュッシー」

ピアニストからも絶賛!ドビュッシーの調べにのせて贈る、音楽ミステリー。ピアニストを目指す遙、16歳。祖父と従姉妹とともに火事に遭い、ひとりだけ生き残ったものの、全身大火傷の大怪我を負う。それでもピアニストになることを固く誓い、コンクール優勝を…

#08_清水義範「迷宮」

24歳のOLが、アパートで殺された。猟奇的犯行に世間は震えあがる。この殺人をめぐる犯罪記録、週刊誌報道、手記、供述調書…ひとりの記憶喪失の男が「治療」としてこれら様々な文書を読まされて行く。果たして彼は記憶を取り戻せるのだろうか。そして事件の真…

#07_重松清「流星ワゴン」

死んじゃってもいいかなあ、もう……。38歳・秋。その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。そして―自分と同い歳の父親に出逢った。時空を超えてワゴンがめぐる、人生の岐路になった場所への旅。やり直しは、叶えられるのか―…

#06_久保田健彦「ブラック・ジャック・キッド」

俺の夢はあの国民的裏ヒーロー、ブラック・ジャック。黒いレインコートを羽織り(真夏でも)、床屋では店主も首を傾げるギザギザカットをオーダー、顔にトレードマークの傷をつけようとした時は怒られたけど(しかも失敗)、日々努力を重ねてる。でも母親が出て…

#05_万城目学「鴨川ホルモー」

このごろ都にはやるもの、せた新入生、文句に誘われノコノコと、出向いた先で見たものは、世にも華麗な女(鼻)でした。このごろ都にはやるもの、協定、合戦、片思い。祇園祭の宵山に、待ち構えるは、いざ「ホルモー」。「ホルモン」ではない、是れ「ホルモー…

#04_山下貴光「有言実行くらぶ」

憂鬱で退屈な学校で、次々と掲示板に貼り出された謎のメッセージ。不可能と思われた「犯行予告」だが、確実に実行されてゆく。一体犯人は何者なのか?目的は?表題作のほか「イヌとネコの暇つぶし」「天使の条件」「幸福の呪文」「子イヌ」を収録。イヌ、ネ…

#03_万城目学「プリンセス・トヨトミ」

このことは誰も知らない―四百年の長きにわたる歴史の封印を解いたのは、東京から来た会計検査院の調査官三人と大阪下町育ちの少年少女だった。秘密の扉が開くとき、大阪が全停止する!?万城目ワールド真骨頂、驚天動地のエンターテインメント、ついに始動。 …

#02_伊坂幸太郎「ラッシュライフ」

泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。父に自殺された青年は神に憧れる。女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。幕間には歩くバラバラ死体登場―。 並走する四つの物語、交錯する十以上の人生、その…

#01_森見登美彦「ペンギン・ハイウェイ」

小学4年生のぼくが住む郊外の街に突然ペンギンたちが現れた。この事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎の研究を始めるが―。冒険と驚きに満ちた長編小説。 ペンギン・ハイウェイ作者: 森見登美彦,くまおり 純出版社…